加速する脳ミソ

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映画 グランド・イリュージョン 見破られたトリック 感想

2013年に公開された映画グランド・イリュージョンの続編を観ました。

監督は前作で指揮をとったルイ・ルテリエからジョン・M・チュウへ変更。

最悪のクソ映画でした。

 

前作のあらすじ。

ダニエル・アトラスら4人の男女で構成されたマジシャンチーム“フォー・ホースメン”がラスベガスでショーを行うのと同時にパリの銀行から金を盗み出すという大技を行う。FBI特別捜査官のディラン・ローズとインターポールが彼らの犯罪を阻止しようとするが、失敗して途方に暮れ、マジックの種明かしの名手サディアス・ブラッドリーに助けを求める。

グランド・イリュージョン (映画) - Wikipedia

 前作の結末。

実はディランが黒幕。フォー・ホースメンの目的は秘密結社に入ること。ディランは彼らを試すとともに、それを利用して父親の敵であるサディアス・ブラッドリーを牢屋にぶち込むことが目的だった。最後にぶち込んでハッピーエンド。

前作はそこそこおもしろかった。メンタリズムという超能力者無双ではあったけど、マジックの映像美は素晴らしかったし、黒幕はFBI捜査官ということもあり、実にありがちだがこの映画自体がマジックショーのように観客を騙すことを目的としているのが面白い。

 

では、その続編はどうだったのか。

最高にクソ映画でした。

 


映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』予告編

 

あらすじ。

1年以上の潜伏を経て、フォー・ホースメンが再び動き出す。

今回のターゲットは大手IT企業オクタ社。オクタが主催するイベントを乗っ取り、携帯電話事業に隠された社の陰謀を暴き出すのが目的だ。

ところが、ホースメンが会場に姿を現した時、そのイベントはさらに別の何者かにより乗っ取られてしまう。ホースメンは会場から脱出すべく緊急脱出用シューターに飛び込むが、出た先はなんと遠く離れた中国・マカオ。

困惑するホースメンの前に、死亡したはずのオクタ社の共同経営者ウォルターが現れ、ある取引を持ち掛けた。

グランド・イリュージョン 見破られたトリック - Wikipedia

まず紅一点だったアイラ・フィッシャー(演者名)が降板。代わりにリジー・キャプラン(演者名)加入。「あの子のことは残念だったわね」なんて、トランスフォーマーを思い起こされるセリフで登場。この時点で嫌な予感しかしなかった。

 

良かった点

  • 映像美だけは前作より確実に進化していた。より派手にといった印象。実際にマジックショーを見たくなる。あとアクションシーンは無駄に頑張ってた印象。

悪かった点

  • 前作でディランといい仲になったICPOのフランス女がまったく出てこない。今作ではディランがFBIに追われる立場になるにもかかわらず、絡んでこない。いなかったことになっている。
  • メンタリストの兄が登場。催眠術が効かない。やっとやっかいな敵が出てきたな、と思いきや、不意を突けば有効。意味ねぇだろが。ラストのマジックも催眠術だよりで種明かしされてもまったく爽快感がない。
  • 実はディランの父の敵はサディアス・ブラッドリーではなかった。は?マジで意味が分からなかった。前作でやったこと、ディランが何十年も掛けて成し遂げた復讐がパー。監督の頭がパーだろこんなん。しかもサディアス・ブラッドリーは秘密結社の一員で、味方で、いい人で……。馬鹿か。

 

ということで、前作で終わっておけば……という映画でした。

ちなみにダニエル・ラドクリフが目がイっちゃってる悪の科学者として出てくるよ。